更新日:2020-10-29
※近年の世界情勢による影響について
コロナウィルス感染症や、昨今のウクライナ情勢に伴う物流コストの高騰・物価上昇により、各ブランドの指輪の価格が改定されていることが考えられます。
最新の情報については公式HPを確認ください。(2022年4月)
ジルコニウム
ジルコニウムとは、金属アレルギーを起こさないことで知られるレアメタルの一種。外見は白銀で、光を虹色のように反射する性質があります。耐食性も強く、長期着用に適した素材。硫酸や塩酸の影響もほとんど受けないほどの強さを持ちます。
非常に硬い金属のため、金やプラチナなどと違って溶接が困難なのが弱点。ジルコニウムの塊から削り出すようにしてリングへと形を作っていきます。当然ながら高い技術が必要となるため、なかなか普及しないのが残念なところです。
結婚指輪でジルコニウム素材を選ぶケースとは?
ジルコニウムという金属をご存知でしょうか?最近、結婚指輪などで注目されつつある素材です。見た目はプラチナとほぼ同じですが、光を浴びて虹色のような発色をするのが特徴です。
ジルコニウムには、結婚指輪に適したいくつかの特徴があります。1つ目は、金属アレルギーがほとんど発症しないということ。汗や酸の影響で金属が流れ出すと、皮膚が赤くなったりただれたりなどの、金属アレルギーを発症してしまうケースがあります。レアメタルであるジルコニウムは、数少ない「金属アレルギーを起こさない金属」として、指輪の素材として注目されています。
二つ目の特徴は、ある程度の重量感があること。同じく金属アレルギーフリーの素材としてチタンが知られますが、チタンは非常に軽く、指輪として使用したときには、ともすると安物の印象にもなります(実際にはそんなに安くはありません)。また、軽すぎて違和感があるという人もいます。
ジルコニウムであれば重量感があるので、装着感には自然な落ち着きを感じることでしょう。
大切な方が金属アレルギーをお持ちの場合、または敏感肌やアトピーなどに悩んでいる場合、安心して生涯着用できるジルコニウム製のリングを贈ってみてはいかがでしょうか?
ソラSORA
●GANGA_ガンガ
プラチナにさらに磨きをかけたような光沢感が魅力
形状は実にシンプル。形状はリングである以外に特徴がありません。だからこそ、ジルコニウム特有の虹色発色が強く個性を主張しています。プラチナにさらに磨きをかけたような光沢が特徴。女性用には中心に小粒のストーンが埋め込まれています。
SORAは、日本で初めてジルコニウムを指輪素材として使ったブランドです。
雅-miyabi-
●モスフロックス
和のデザインにこだわる、京都の老舗ブランド
太目のリングの表面には繊細な花柄の彫り。高い職人技を見せつける結婚指輪です。表面は白銀色で、裏面はピンク、グリーン、ブルー、発色なしの4種類から選択可能。アレルギーフリーを売りにしているため、ジルコニウムの他にもチタン製が発売されています。
雅は京都で70年以上も前に発祥した老舗宝石店。和のデザインにこだわりを持つブランドです。
プアアリPUA ALLY
●Variation
ハワイアンジュエリーを専門に扱うショップ
伝統的なハワイアンジュエリーのデザインのまま、素材をジルコニウムにしました。リングのカット技術の高さがうかがえる逸品です。
PUA ALLYは、ハワイアンジュエリーを専門に扱うブライダルリングのお店。派手な花柄の彫りが特徴のハワイアンジュエリーを、初めて金属アレルギーフリー素材で手掛けたのはPUA ALLYです。既存デザインだけではなく、オーダーでジュエリーを作ってもらうことも可能。
RINGOLOGY 代官山工房RINGOLOGY
金属アレルギーに対応したジュエリー工房
金属アレルギーの心配がない5種類の素材(タンタル、ニオブ・、フニウム、ジルコニウム、チタン)と、金属アレルギーの心配がほぼない4種類の素材(イリジウム・ゴールド・プラチナ・ルテニウム)を使い、オーダーメイドで各カップルの結婚指輪を作製する工房です。硬くて加工が難しいとされるジルコニウムについては、加工専用の機器を工房に設置しています。