更新日:2020-04-13
※近年の世界情勢による影響について
コロナウィルス感染症や、昨今のウクライナ情勢に伴う物流コストの高騰・物価上昇により、各ブランドの指輪の価格が改定されていることが考えられます。
最新の情報については公式HPを確認ください。(2022年4月)
結婚指輪は購入後にサイズが合わなくなったらサイズ直しは可能?
結婚指輪は非常に長い期間身につけるものです。しかし、つけているうちに指輪がきつくなったり、逆にゆるくなったりしたときに、今の自分の指に合うサイズにすることを「サイズ直し」といいます。
サイズ直しにはサイズを小さくする「サイズダウン」、また大きくする「サイズアップ」の2種類があります。
サイズ直しはどこで対応してくれる?
サイズが合わなくなっても、これからもずっと結婚指輪をつけ続けたい場合は、サイズ直しを選択することになるでしょう。この場合、下記2つのうちどちらかにサイズ直しを依頼することになります。
指輪を購入したお店に依頼する
まずは、指輪を購入したお店にサイズ直しできるかどうか確認してみてください。場合によっては、指輪のアフターサービスの中にサイズ直しが含まれていることもあるかもしれません。
大切な指輪ですから、その指輪についてよく理解しているお店にお任せできるのは安心、というメリットもあります。
専門の修理工房などに依頼する
結婚指輪を購入したお店ではサイズ直しに対応していない場合には、指輪専門の修理工房にサイズ直しを依頼するという方法もあります。現在は修理工房のホームページもたくさんありますので、いくつかの工房を比較してみることをおすすめします。
また、自宅の近くに修理工房がある場合には、一度足を運んで話を聞いてみるのも参考になるかもしれません。
結婚指輪のサイズ直しの注意点
結婚指輪のサイズ直しを行う上では、いくつか覚えておきたい注意点があります。購入するときに確認しておきたい点もありますので、あらかじめチェックしておきましょう。
サイズ直しが簡単な素材、難しい素材
結婚指輪の素材にはさまざまなものが使われていますが、その中にはサイズ直しが簡単な素材、難しい素材があります。
例えば、プラチナやゴールドは溶接などの加工がしやすい素材であるため、サイズ直ししやすい素材とされています。ただ、プラチナよりも硬いピンクゴールドはサイズ直しが難しい場合もありますので、事前に確認しておきましょう。
また、イリジウムやジルコニウム、チタンなどの新素材の場合も、サイズ直しが難しいケースもあります。
サイズ直しができないデザインもある
購入する際に注意しておきたい点として「デザイン」も挙げられます。これは、シンプルなデザインの結婚指輪の方がサイズ直ししやすく、複雑なデザインの場合はサイズ直しが難しい傾向があるためです。
例えばダイヤモンドが敷き詰められたデザインのパヴェリングや、フルエタニティのリングはサイズ直しが難しいと覚えておきましょう。
何度もサイズ直しをするのはNG
デザインや素材の面でサイズ直しが可能な結婚指輪であったとしても、何度もサイズ直しを繰り返すのは避けましょう。サイズ直しを行うと金属に負担がかかってしまい、変形したり石が落ちるリスクが上がったりするため。このことから、サイズ直しは多くても3回までに止めておくのが推奨されています。
指輪の内側に再度刻印できるかを確認しておく
結婚指輪の内側に、お互いの名前や結婚記念日などの刻印を施している人も多いでしょう。しかし、サイズ直しの方法によってはこの刻印が消えてしまうこともあります。その場合には、同じように刻印を施せるかどうかをあらかじめ確認しておいてください。
サイズ直しはどのように行う?
サイズ直しを行う場合には、どのようにサイズを変えていくのか気になりますよね。ここでは、サイズを大きくする場合、また小さくする場合に分けて、サイズ直しの方法を紹介していきます。
サイズを大きくする方法
サイズを大きくするには、3通りの方法があります。
まず、「指輪をいちど切り離し、その部分に素材を足す」方法。切断した部分を広げ、そこに素材を足すことでサイズアップします。溶接できるプラチナやゴールドの結婚指輪の場合は、この方法が用いられるケースが多いようです。
また、溶接が難しいチタンやジルコニウムの場合には、「指輪を切り離さずに金属を叩いて伸ばし、サイズを大きくする」方法が用いられますし、「指輪の内側を削ってサイズを大きくする」という方法がとられる場合もあります。
サイズを小さくする方法
続いて、サイズを小さくする方法です。
まず、ゴールドやプラチナの場合「指輪をいちど切り離し、一部分を切除する」という方法が主に用いられます。ただし、一部分を切り離すため、デザインが施されている指輪の場合にはどの部分を切除するか確認しておきましょう。
切り離しが行えない場合には「指輪の内側にパーツなどをつけることで、内径を小さくする」という方法でサイズダウンします。ただし、この場合は指輪の内側に厚みが出ることによって、つけ心地が変わる場合もある点に注意が必要です。また、「全体を均等に圧縮することによってサイズを縮める」という方法もあります。
サイズ直しにかかる料金はどれくらい?
サイズ直しを行う場合には、どのくらいの料金がかかってくるのかも気になるところです。ここでは、サイズ直しの料金に関するポイントをご紹介します。
保証期間であれば無料でサイズ直しができることも
結婚指輪を購入した際、お店によってはアフターサービスがついている場合があります。その中にサイズ直しが含まれており、かつ保証期間内であれば無料でサイズの変更ができます。そのため、自分の結婚指輪の保証についてしっかりと知っておくことが大切。購入する際に確認しておきましょう。
サイズダウンの場合は2,000円〜4,000円程度が目安
保証期間外だった場合などは、サイズ直しに料金が発生します。例えばサイズダウンして小さくしたい場合は、2,000円〜4,000円が目安とされています。
サイズアップの場合は別途見積もりになることが多い
サイズアップの場合は、素材を追加するケースが多いことから、「別途見積もりが必要」とされている場合があります。一般的に、サイズダウンよりサイズアップの方が高額になると覚えておきましょう。
細かいデザインの場合、費用がかさむ場合も
デザインによっても料金は異なります。サイズ直しが可能な場合でも、複雑なデザインが施されている結婚指輪の場合は、その分お直しに手間がかかることから料金がプラスされることもあります。
サイズ直しにかかる期間は?
サイズ直しにかかる期間は、3〜6週間が目安とされています。サイズ直しはすぐに完了するものではないため、結婚指輪をつけたい予定がある時には、そのスケジュールに合わせてサイズ直しを依頼しましょう。
結婚指輪を購入する際に、サイズ直しできるか確認しておく
結婚指輪のサイズ直しについてご説明してきました。長い期間つける指輪なので、指の太さが変わって指輪のサイズが合わなくなる、ということはめずらしいことではありません。そこで、結婚指輪を購入するときに、あらかじめサイズ直しができるかどうかを確認しておくと安心です。あわせて、そのお店のアフターサポートの内容までチェックしておくと万全であるといえるでしょう。