更新日:2020-10-09
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結婚の挨拶をする順番は彼女の家が先?彼の家が先?

結婚の挨拶の順番については、一般に「先に女性の親へ挨拶に行き、次に男性の親へ挨拶に行く」と言われていますが、厳密に言えば、これは間違いです。「先にあげるほうへ挨拶、次にもらうほうへ挨拶」が正しい認識です。
少々ややこしい話ですが、簡単に言えば「お嫁さんをもらうなら、先に女性の親へ挨拶に行く」「お婿さんをもらうなら、先に男性の親へ挨拶に行く」ということです。
ただし昨今の風潮では、必ずしもこれらの順番が厳密に守られている訳ではありません。以下、親への挨拶の順番について詳しく解説します。
- 「先にあげるほうへ挨拶、次にもらうほうへ挨拶」が正しい順番
- 挨拶の前の根回し・環境作りも必要
「先にあげるほうへ挨拶、次にもらうほうへ挨拶」が正しい順番
「先にあげるほうへ挨拶、次にもらうほうへ挨拶」が正しい順番です。「お嫁さんをもらうなら、先に女性の親へ挨拶に行く」「お婿さんをもらうなら、先に男性の親へ挨拶に行く」ということです。
もらう立場と、あげる立場
実質はさておき、形式的な話として、結婚とは両家のどちらかが「もらう立場」となり、もう一方が「あげる立場」となります。
モノのたとえるのははばかられますが、たとえば、車をタダでもらう人と、その車をタダであげる人がいた場合、一般的な感覚に照らせば、車をもらう人が車をあげる人に挨拶に伺うのが筋でしょう。
同様に、たとえば、戸籍上の話として「お嫁さんをもらう」ならば、先に女性の親に挨拶に行くことになります。「お婿さんをもらう」ならば、先に男性の親に挨拶に行く、と考えておきましょう。
お嫁さんの親が遠方に住んでいる場合
たとえば、お嫁さんの親が遠方に住んでいて、一方で、男性側の親は近場に住んでいたとします。この場合、地理的な理由で「まずは男性の親に挨拶をしておこうか」と思っても当然でしょう。
しかし、これも原則論から言えばアウト。お嫁さんをもらう立場である以上、たとえ遠方であったとしても、先に女性の親に挨拶をするのが正しい順番です。
実際のところ、最近は原則論が崩れている
両家の自宅が共に近場である場合は、先に「あげるほう」へ挨拶に行き、次に「もらうほう」へ挨拶に行きます。この原則は、概ね現在でも守られているようです。
ただし上記のように、地理的な事情等がある場合、かならずしもこの原則論が守られている訳ではありません。昨今では、先方の親も挨拶の順番をあまり気にしていない、という時代的な背景もあるのでしょう。
仮に挨拶の順番が前後してしまった場合は、「本来であれば先に挨拶に伺うところだったのですが…」と、さりげなく原則論に触れておくようにしましょう。
挨拶の前の根回し・環境作りも必要
挨拶の順番を考える以前の問題として、男女双方は自分の親に対し、ある程度の根回しをしておきましょう。寝耳に水で驚かせるのではなく、一定の心の準備をさせておく、ということです。心の準備があったほうが、実際の挨拶も穏便に運ぶことでしょう。
結婚相手の人となりを話しておく
結婚相手の仕事や家族のこと、趣味、人柄などを、あらかじめ親に伝えておきましょう。特に、相手が初婚か再婚か、子供はいるのか、年齢差はどのくらいか、という点を包み隠さず伝えておくことが大切です。
挨拶の日程を親と相談しておく
挨拶するほうにも、挨拶されるほうにも、互いに日常的な都合があります。この場合、挨拶されるほうの都合を優先し、自分の親の予定を聞いておきましょう。結婚相手が挨拶に来ても良い日時を、あらかじめ聞いておいてください。結婚相手が都合をつけやすいよう、挨拶可能な日を複数聞いておくと良いでしょう。
自分の親の情報を結婚相手に話しておく
自分の親の仕事、趣味、人柄などを、あらかじめ結婚相手に伝えておきます。親に関する各種の情報を結婚相手に伝えておくことで、実際の挨拶の際にも、会話がスムーズに運ぶでしょう。
【まとめ】結婚の挨拶の順番。男性・女性、どちらの挨拶が先?
「先にあげるほうへ挨拶、次にもらうほうへ挨拶」が正しい順番
お嫁さんをもらうなら、先に女性の親に挨拶をします。お婿さんをもらうなら、先に男性の親に挨拶をします。たとえ先方の親が遠くに住んでいたとしても、この原則論は変わりません。ただし昨今では、時代的な背景もあり、この慣習はかならずしも厳格に守られている訳ではありません。
挨拶の前の根回し・環境作りも必要
寝耳に水の結婚挨拶にならないよう、事前に、自分の親には一定の根回しをしておくことが大事です。結婚を決めた旨や相手の人となり等を、事前に自分の親に伝えておきましょう。自分の親の情報を結婚相手に伝えておくことも大事です。

